東京ブラスコンコード第19回演奏会
日時 2003年2月16日(日)14:00開演
場所 石橋メモリアルホール(東京・上野)
指揮 井上 謹次
賛助出演 安藤 滋、田中 毅、黒田 順子(マンドリン)
SSA マンドリン・オーケストラ所属)
プログラム

ペンディーネ(R. Martyn)
祝典のための音楽(P. Sparke)
月の光(「ベルガマスク組曲」より)(C. Debussy / arr. D. Ashmore)
ブラスメンズ・ホリデー(M. R. Armengol / arr. D. S. Stephens)
序曲「謝肉祭」作品92(A. Dvorak / arr. G. Brand)
自由への旅(E. Ball)
ルーマニア民俗舞曲(B. Bartok)
 <マンドリンとの共演>
ブリティッシュ・グレナディアーズ(Traditional / arr. G. Langford)
ゲールフォース(P. Graham)

入場料 1,200円(小・中学生1,000円)

曲目の解説


● 祝典のための音楽

イギリスの人気作曲家フィリップ・スパークにより1985年10月6日にロンドンで催された「全英ブラスバンド選手権」のユース部門決勝の課題曲として作曲されました。
吹奏楽版が翌1990年に出版され、日本でも頻繁に演奏されています。作品は、速い〜遅い〜速い、という、休みなく演奏される3つの部分(楽章)から構成されています。


●月の光(「ベルガマスク組曲」より)

どことなく沈んだ感じの幻想的なこの曲は、ベルガマスク組曲の3曲目に入っており、言うまでもなくドビュッシーの代表的なピアノ曲です。発表されたのは1905年ですが、作曲はそれから15年も前でした。ちなみに、組曲名の「ベルガマスク」の由来については、北イタリアのベルガモ地方にちなんでつけられたという説や、ヴェルレーヌの詩「月の光」の中に見つけた言葉からヒントを得たという説など諸説あるようです。


●序曲「謝肉祭」作品92

ドボルザークにより1891年に作曲されたこの曲は「自然の王国で」「オセロ」とともに序曲3部作「自然と人生と愛」として発表されました。3曲中でとびぬけてポピュラーなのが、この「謝肉祭」で、アレグロの自由なソナタ形式を取っています。タンバリンやシンバル、トライアングルが効果的に活用されていることから、ワーグナーの「タンホイザー」の影響を受けているとも言われています。


●自由への旅

作曲者のエリック・ボールは救世軍バンドの作曲家&指揮者として活躍した人で、数多くのブラスバンド作品を書いています。「自由への旅」は、厳しく機械的な雰囲気で始まり、様々な感情を交えつつ、最後には彼の理想とする「心の自由」に至る様を描写しています。


●ルーマニア民俗舞曲

1915年にピアノ曲として作曲され、1917年に作曲者自身によるオーケストラ用編曲版が発表されました。他にもバイオリン+ピアノ版、弦楽合奏版(いずれも他の人物の編曲)があり、バルトークの作品でもポピュラーな曲の一つです。トランシルバニアの山中に住むルーマニア人の民謡に基づく6曲(1. 棒踊り、2. 腰帯踊り、3. 足踏み踊り、4. ホーンパイプ踊り、5. ルーマニアのポルカ、6. 速い踊り)からなり、労働曲や農民の舞曲を変化に富むよう巧みに配列されています。


●ゲールフォース

「リバーダンス」「ロード・オブ・ザ・ダンス」でポピュラーになったアイルランド民謡をメドレーにしたものです。"The Rocky Road to Dublin", "The Minstrel Boy", "Tossing The Feather" の3曲からなり、最初の曲はジグ、最後の曲はリールと呼ばれる舞曲です。



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