東京ブラスコンコード オータムコンサート in 羽村
日時 2006年11月19日(日)13:30開演
場所 羽村市生涯学習センター『ゆろとぎ』大ホール(東京・羽村市)
指揮 井上 謹次
賛助出演 羽村市立羽村第一中学校 吹奏楽部(指揮:緒形 まゆみ)
プログラム

[第1部]
 銃声 (K. J. Alford)
 ロンドンデリー・エア (Traditional / arr. R. Redhead)
 ブレイドン・レース (Traditional / arr. G. Langford)[ユーフォニアム]
 組曲『カルメン』より (G. Bizet / arr. D. Wright)
   アラゴネーズ、アルカラの竜騎兵、ハバネラ、闘牛士
[第2部:羽村市立羽村第一中学校吹奏楽部ステージ]
 マンボ No.5 (P. Prado / arr. 岩井 直溥)
 カーペンターズ・フォーエバー (arr. 真島 俊夫)
 管弦楽のための「舞踏組曲」より (小倉 朗 / arr. 福田 洋介)
   第2楽章、第3楽章、第4楽章
[第3部]
 アメリカン・パトロール (F. W. Meacham / arr. S. Smith-Masters)
 ポスト・ホルン・ギャロップ (G. Koenig / arr. S. Herbert)
   [ホース・ラッパ & ポスト・ホルン]
 アリオーソ「主よ、汝に感謝す」 (G. F. Handel / arr. J. de Haan)
 リバーダンス (B. Whelan / arr. R. Farr)
[アンコール]
 大きな古時計 (H. C. Work)
 コングラチュレーション (B. Martin & P. Coulter / arr. E. Siebert)


曲目の解説


●銃声

イギリスのマーチ王、ケネス・J. アルフォード(1881-1945:本名 フレデリック・ジョセフ・リケッツ)の作品です。
この曲は、1917年にイギリス砲兵隊のために作曲されました。短調・長調の繰り返しで展開する勇壮なマーチです。 第二次世界大戦後、映画『アラビアのロレンス』で使用され、有名になりました。


●ロンドンデリー・エア

"ロンドンデリー"とは北アイルランド北部の都市の名前で、この曲はこの地方の古い民謡集に作曲者不明として収録されていました。 現在は「ロンドンデリーの歌」や「ダニー・ボーイ」などのタイトルで数々の編曲が出ており、世界中で親しまれています。


●ブレイドン・レース

ブラスバンド界で有名なラングフォードにより編曲された、ユーフォニアムとブラスバンドのための作品です。 ブレイドンとはイギリスの北東に位置する町の名前で、この曲はそこで行われていた馬のレースを題材にしたものです。
今回のユーフォニアム奏者は、羽生 勝徳、小川 妙子の2人です。


●組曲『カルメン』より

フランス生まれの作曲家、ジョルジュ・ビゼー(1838-1870)の作品です。
原作はプロスペール・メリメが1845年に発表した同名の短編小説で、4つある章の第3番目が題材となっています。
歌劇『カルメン』は、大変に分かりやすい作品である上に、ビゼーの音楽が色彩的かつ効果的であり 聴きどころが多いことから、オペラの中だけではなく組曲として演奏されることも多い作品です。
今回は組曲の中から「アラゴネーズ」・「アルカラの竜騎兵」・「ハバネラ」・「闘牛士」の4曲を演奏いたしました。


●アメリカン・パトロール

アメリカはニューヨーク州生まれのフランク・W. ミーチャム(1850-1895)の作品です。
19世紀末に作曲されたミリタリーマーチで、もともとは西部の民謡だったようです。その後、複数の音楽家によって 編曲されましたが、なかでも有名なのはグレン・ミラーがスウィング・マーチとして発表したものです。
今回は、金管バンド用にスウィング・マーチとしてアレンジされたものをお送りしました。


●ポスト・ホルン・ギャロップ

「ポスト・ホルン」は、郵便馬車や駅馬車が発着や通過を知らせるために使用された金管楽器です。 始めは弓型の管でしたが、丸型管を経て19世紀からは直管のものが正式とされました。
今回は、メンバーが試作を重ねて作り上げた「ホース・ラッパ」との競演でお送りしました。


●アリオーソ『主よ、汝に感謝す』

ドイツはザクセン地方生まれの作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759)の作品です。
この曲は旧約聖書に基づいて書かれたオラトリオ『エジプトのイスラエル人』の中の1曲で、 エジプト人の迫害を逃れたイスラエル人が、主の導きによって水の引いた紅海を渡ることのできた感謝を歌ったものです。


●リバーダンス

アイルランドはリマリック生まれの作曲家ビル・ウィーランの作品です。
この曲は、アイルランドの舞曲「リール」独特の崩したリズムをベースに、現代風の 変拍子や和声とロックのリズムを組み込み、民族楽器とオーケストラを組み合わせた 編成で演奏されます。
もともとは1994年に開催・テレビ放映されたユーロビジョン・ソング・コンテスト (Eurovision Song Contest)の幕間7分間のために作曲されたのですが、その情念的 かつ官能的なアイリッシュ・ダンスに、会場だけでなくヨーロッパ全土で約3億人とも いわれるテレビ視聴者たちを魅了してしまいました。
「リバーダンス」は「アイルランドの音楽と踊りが川の流れのように世界中に広がり、 再び帰ってくる」という壮大なストーリーに基づいたダンスショーに組み込まれ、 1995年2月の初公演以来、現在でも世界各地で大好評のうちに公演が続けられています。



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